【神社にお参りは普通になりましたね】
私が産土(うぶすな)信仰を始めたころは、30代前半で、神社にお参りするだけで「偉いわね~」って褒めてもらえるくらい、若年層は神社に関心がありませんでした。
逆に、「なんで神社に行くの?」って変な人、っていう扱いを受けることもあるくらいでした。
ですが、昨今どうでしょう。
SNSを開けば、誰もかれも、当たり前のように、どこかの神社で撮った写真が上がってきますし、御朱印を集めてる様子などもあがってきます。
それはとっても嬉しい事です。
ですが、私は神社にお参りするだけでは、本当には開運という実が成らないとお伝えしています。
【神社だけでは片参りの理由】
その理由は、陰陽論からきます。
東洋は陰陽あわせもつ考えが主流だし、しっくりくると感じています。
まず、陰と陽というのは、陽がよくて、陰が悪いとか、そういうものではありません。
ついつい、「陽気」と「陰気」だと、「陽気」な方がよくて「陰気」な方がよくないなどと考えてしまいます。
ですが、それは両方必要なものなのです。
人はずっとずっと「陽気」でいられるわけではありません。
なんなら、人間はほっておくと、8割くらいは「陰気」=ネガティブモードにすぐに入ってしまう生き物です。
だから、わざと「陽気」に行きましょう!!とたきつけて、50:50くらいにもっていってるのではないでしょうか。
話がそれましたが、「陰」と「陽」を働きと考えましょう。
「陽」は発する働き
「陰」は受け取り、形にする働き
ピッチャーとキャッチャーの関係で考えてみましょう。
神社にしかお参りしないとすると、ピッチャーはキャッチャーがいないところに、一生懸命球を投げてるけど、キャッチャー不在だと受け取れないし、球が返ってくることもありません。
キャッチャーの役割の人がいるから、ピッチャーは結果が受け取れるわけですね。
逆もしかりです。
お寺にしかいかない、神社は行かない。だと、誰も球を投げてくれないので、結果の出しようがない。
極端にご説明していますが、だから、バランスをとってお参りすることが、大自然の開運法則に則って、結果がでるということなのです。
【だからお寺参りとお墓参りも大事です】
私は「産土神社」を鑑定する鑑定士、という風に思われているので、神社の専門家だから、神社にとにかく行きなさいとアドバイスしていると思われがちです。
ですが、そうではなく、おうちのお寺さんである「菩提寺」さん
そして、ご先祖様のお墓参りもセットで、「産土信仰」です。
と口すっぱくしてお伝えしています。
【お墓参りも陰と陽】
お墓参りも、父方のお墓参りだけいけばいいのではありません。
父方が「陽」とすると母方が「陰」
もちろん母方のお墓参りも超重要です。
何なら、7割くらい重要だと考えています。
「結婚したら実家のお墓参りに行ってはいけない」とか
「お父さんのお墓参りだけすればよい。お母さんのお墓参りにいってはいけない」
というアドバイスをする方がいらっしゃるそうです。
私は真逆です。
バランスよくお参りすることが大事だと考えているので、あまりお参りできていない方を特に意識して、お参りするようにすると、開運の結果につながってくるとアドバイスしています。
実際、そのアドバイス通りに頑張ってわからなかったお墓を探し当てて、お参りできた方は、そのあとドン!と開運する出会いがあったり、仕事が来たりされています。
あまり「陰」のお参りが出来ていないなぁという方には、誰でもがお参りできる祈願寺にお参りしてください。